金魚の起源
元は鮒の突然変異
金魚の祖先は緋鮒と考えられています。
鮒から黒の色素が抜けて赤く発色したものが緋鮒で、
自然界によくあるアルビノです。
この緋鮒はまだ鮒に分類され、金魚ではありません。
緋鮒だけを集め、飼育交配させている中で次の突然変異が起きます。
尻ビレが2枚に別れた個体が現れたのです。
(写真) これが最も野生に近い金魚です。
皆さんもお祭りの金魚すくいで良く見かける金魚ですね。
この金魚、野生に近いので生命力が強く繁殖させるのも楽なので、金魚すくいで使われたり、アロワナやワニガメのエサとして熱帯魚店などでも安く売られてますね。
ところで、この金魚を良く見ると尻ビレが一枚のものも見かけます。
これは緋鮒かと言うとそうではありません。
良く見ると尻ビレが2つに別れようとした痕跡があるのです、
(写真) このヒレの分岐が更に進み、尾ビレが分岐したものが現れました。
(写真)
和金です。ここからやっと名前がつくのですが、皆さんは余り見たことが無いかも知れませんね。
*ちなみにこちらは小赤と呼ばれています。(写真)
その名の通り、日本で生まれた金魚ですが余り人気は無いようです。
現在の金魚
金魚はその後も長い長い時間を掛け、交配、淘汰、突然変異を繰り返し、現在ではとても多くの種類がいます。
主な金魚を見てみましょう。
(写真)
いかがでしょう。見たことが無いような金魚が沢山いたと思います。
中には体長30センチを超えるものもいて、実物を見ると存在感と美しさに圧倒されると思います。
機会があれば下記のような場所まで足を運んで見てくださいね。
(URL)金魚祭り、有名金魚店、養魚場