金魚に起きた主な突然変異2
注意!
この記事の内容は金魚の改良の過程で起きた突然変異について記載しております。
この記事を読む事で不快に思われる人もいるかも知れませんが、金魚の事を良く知り、金魚の事をより好きになって頂くことを目的としております。
以下の記事を読むにあたってはその主旨を理解した方のみお読み下さい。
記事の正確性以外のクレームはお断り致します。
眼球突出と短躯化
おはようございます。
日暮雲水です。
金魚に
起きた主な突然変異、眼球突出と短躯化のお話しです。
このうち、短躯化は突出変異と言うより眼球突出に適応するための進化と言うべきかもしれません。
眼球突出と聞くとすぐに出目金が浮かびますね。
ただし、和金の体型で頭が出目金だとバランスを保てないのです。
頭が重すぎて水平でいることが難しくなります。
そこで、尾びれが大きく、体も短い個体が生き残って行ったと考えられています。
個人的にはこの突然変異は金魚の歴史の中でも大きな意味を持つと思っています。
金魚のゆったりとした、悠々せまらぬ静な佇まいは素早く泳ぐには大変邪魔な大きなヒレと、丸い体型がもたらしたものだからです。
そしてこの辺りから金魚が自然界では生きて行けなくなります。
外敵から逃げたり、餌を追いかけたり、流れに逆らって泳いだりが難しいのです。
(写真)
そしてこの速く泳げなくなった事が金魚の美しさに磨きをかける効果を生みます。
あまり泳ぎ回ることがなくなったおかげでヒレが長く、
さらに大きくなるのですが、それはまだまだ先のお話し。
(総尾写真)
次に起きたとされる突然変異からは交配も始まることもあり、時系列に上手くまとめるのが難しく、分かりやすく書けるか少し不安ではありますが、鱗。
透明鱗(キャリコ)、黒出目金、更紗流金の誕生について書きたいと思います。(写真)