日暮らし雲水ラボ

気になるモノを独断研究

金魚に起きた主な突然変異3

注意!
この記事の内容は金魚の改良の過程で起きた突然変異について記載しております。
この記事を読む事で不快に思われる人もいるかも知れませんが、金魚の事を良く知り、金魚の事をより好きになって頂くことを目的としております。
以下の記事を読むにあたってはその主旨を理解した方のみお読み下さい。
記事の正確性以外のクレームはお断り致します。














おはようございます。日暮雲水です。
金魚と言う種の誕生から現在の金魚の姿になるまでの過程をざっくりと解説するシリーズです。
ここまで、鮒から緋鮒、子赤、和金、出目金までの進化について説明して来ました。
中でも出目金の誕生は金魚が現在の様に大きく発展する重要なターニングポイントである事は特筆すべき突然変異なのでで興味のある方は過去記事をご覧下さいませ。

さて、
次に起きたとされる突然変異は2つ有ります。
一つは透明鱗の誕生。
もう一つは黒出目金の誕生です。
一つ目の透明鱗から見てみましよう。
金魚を好きな方なら透明鱗と聞けばすぐに、あ、キャリコね。
とピンと来ると思いますが、実は私はこの説には少し疑問を感じているのです。
(写真)
疑問の正体を先に説明しておきますね。
透明鱗が誕生するならそれは当然アルビノと言う事になります。(白化とは区別した意味です。)
アルビノならばまず誕生したのはこのような個体ではあろうと思うのです。
(写真)
こちらを指して全透明鱗と言われますがそれは鱗にある虹彩の有無と区別するための言い方だったりしますがその話は後日、各種金魚の特徴の項目で触れる事になります。

ではキャリコは?
私は突然変異ではなく、交配によって作られたものだと考えていますが、残念ながら私の説を裏付ける文献が見つかっておりません。
と言うことで、ここではキャリコが誕生したとして話を進めたいと思います。

かなり特異な黒出目金
出目金から黒出目金の突然変異から種として固定された経緯はかなり珍しいものだと思っています。
黒い生き物と言えば黒猫、黒豹が思いあたりますが、Wikipediaの黒豹の項目には豹が黒く突然変異した個体とあり黒豹としての種ではありません。
また黒猫も黒猫の子供は黒猫とは行かないようです。
(改めて調べて見るアメリカ原産のボンベイは黒で固定された品種だそうですね。こちらも調べ終わったら別途黒猫のページを書こうと思います。)
さて、話を黒出目金にもどしますが、先祖返りとは違った面白い変異です。
金魚に限らず品種改良を進めていると先祖返りが良くおきます。
金魚で言うと鮒の体色のものも混じって生まれて来ます。
こういった個体は選別の過程で淘汰されるのですが、
かなり頻繁に起きるようです。
淘汰と言えば、改良の進んだ品種ほど淘汰される個体も増えるようで、飼育されているのにとんでもない生存競争があるのですが、その話はまた別の機会に。

(以下、以降の内容メモ
三色出目金は交配
脇道
流金の誕生と鱗の突然変異の順序
出目金に起きる突然変異は特に多い。
これ以降、の突然変異は発展せいに乏しい。

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